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愛について、その2

シリーズものです(うそです)

 

今回の記事は(わたしこと就活メスゴリラが)とある御社ちゃんのエントリーの際に書いた「好きな作品と好きな理由」のコピペ。まあ、当然のごとく防衛部について書いたんですけど、わたしはわたしの解釈が好きすぎて何回も読みたいのでブログに貼り付け📄

(御社ちゃんにはエントリー後のテストで落とされたので万が一読まれても問題ないのだ!へけ!)(コピペって言ってもブログ用に見やすいように色とか文字サイズとかはちょっといじった)

 

 

あくまで、わたしの解釈、

わたしが防衛部を好きな理由。

 

 

 

美男高校地球防衛部シリーズ」というオリジナルアニメが、私の全てを掛けて心から好きだといえる作品です。

防衛部という何もしない部に所属し、日々ダラダラと過ごす男子高校生5人が、よその星からやってきたピンクのウォンバットに強制的にヒーローに任命され、強制的にセーラームーンのごとく変身させられ、敵対する生徒会が生み出す怪人を倒し地球を防衛するというギャグアニメ。

2015年に「美男高校地球防衛部LOVE!」というタイトルで1期が放送され翌年にLOVEを1つ増やした2期「美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!」、2017年にOVA美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!LOVE!」の制作、劇場上映が行われました。2018年現在はキャスト、キャラクターを一新した新シリーズ「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」が放送されています。

“愛”という一見壮大なテーマを友愛や兄弟愛、敬愛と様々な形でキャラクターの関係性に落とし込み、緩くも軽快なテンポで物語は進みます。アウルム・アルゲントゥム・ぺルラ・ドヌム!(金銀パールプレゼント!のラテン語)という昔の洗剤のCMネタを仕込んだり、主人公の実家が銭湯で、登場人物全員の名前が全国の温泉地になっていることから毎回裸になってお風呂に入るサービスシーン(?)など多くの小ネタを挟みつつ、「いろいろな形の愛があるんだよ」「愛は全部平等だよ」ということを説いていく……というのが作品の概要です(たぶん)。

OVAが劇場上映された際、映画館のキャンペーンで作品に対する感想や想いをHPに書き込める企画があったのですが、

「この作品を通して人に優しくなれた」

「愛は身近に存在していて、こんなに幸せなものだということを知った」

「愛をありがとう」

というコメントが多く、とても温かい作品だなと感じます。


このように大きく展開している作品ですが、正直に言うと、ファンの母数は多くありません。アニメに精通している人でも作品自体を知らないという人はかなり多いと思います。それには、オリジナルアニメで原作がないメインキャストに新人若手声優を起用している女性キャラクターが一切登場せずフリフリの衣装をまとう男子たちが出てくる特殊設定の為視聴者をかなり選ぶということなど、様々な要因が挙げられます。

しかし、ひとりひとりの熱量が非常に大きく、ファンが少ないながらも、声援と投資(DVD・BD購入)で2期、OVA、そして新シリーズの制作までに至りました。その熱量の大きさは、制作スタッフとキャストが作品・ファンに対して非常に誠実であるからこそだというのをこの3年間肌で感じてきました。アニメプロデューサー本人から「しません」と断言されていたCGライブの円盤化や、頻繁に行われるイベント、ファンの気持ちに寄り添ったキャラクターソングの歌詞。そこから感じられるファンの要望や期待をできるだけ汲み取ろうとしてくれる姿勢に、ファンも「誠実であろう」「お金を落とすとちゃんと形になって返ってくるんだ」と思うのです。

夏場のイベント時の熱中症対策などきめ細やかな配慮やSNSでの情報発信もファンを第一に考えてくれるコンテンツであることを実感します。ポジティブなエネルギーは広がり、作品を愛するファンの空気は一体となります。この作品のイベントに行くとどこか安心感を覚えるのはこういったわけからでしょうか。


また、作品が深く愛される理由はこれだけではありません。〈男子高校生を登場人物としたギャグアニメ〉の枠に捉われない意外性のあるコンテンツ展開も魅力の一つです。例えば、キャストがキャラクターソングを歌って踊るライブがあれば(ただの男子高校生でアイドルではないのに……!)、キャラクター本体が歌って踊るCGライブもあります(ただの男子高校生でアイドルではないのに……!!)。

CD連動購入特典でキャスト座談会CDをつけたり、DVDの特典でキャストが温泉地へ旅行に行っている模様の映像をつけたり、柔軟な発想力でいろいろなことにチャレンジし、面白いものを発信、供給してくれます。


キャラクターやストーリーといった作品自体の面白さはもちろんですが、ファンが制作側と隣に並んで一緒に歩みを進めて、信頼関係を積み重ね、共に作品を大きくしているという意識が強いのが好きだと思う一番の理由かもしれません。公式の対応やファンの雰囲気含め、非常に居心地がいいなと思える作品です。